2009年1月27日火曜日
【猫哲学84】 「ほへ」の呪い。
猫┃哲┃学┃の┃お┃部┃屋┃μ┃
(2006/01/06)
ときどき猫哲学の読者から質問をいただくことがある。
=「ほへ」って、なんやねん=
答えは簡単である。私がオリジナルに開発した感嘆詞なのだ。あ、くだらないシャレになっているかも。
意味的には「なんだかなあ、もう。ええかげんにしてほしいよまったく。それにしても笑っちまうね」というような感じかな。だいたいそのような文脈で使用しているので、読者のみなさんも何となく了解していただいていることと思う。
しかし、自分で開発しておいてなんだけど、この「ほへ」という言葉は現代社会を象徴する隠喩に満ちた言葉として、日本語の世界において今後100年は語り継がれるであろう。その根拠というのはですにゃ、最後までお読みいただくとわかるしかけになっている。
それにしても、は行の音というのは、脱力お間抜け系の感嘆詞によく似合うね、はひふへほ。実例を示してみよう。
「はは」
これは日本語として完全に定着している感嘆詞だね。広辞苑にも載っているし。でも広辞苑に書いてある意味は、ちょっとヘンだな。
「ふふ」
これは、「はは」よりじゃっかん高慢かつ陰湿である。高慢で陰湿?そこのアナタ、すけべな連想をしないように。
「ひひ」
これは「ふふ」よりも下卑ていて、いかんな。狒狒親父的だ。
「へへ」
あ、いかん、これを広辞苑なんかで調べてはいかんよ。あああ、ダメだっちゅうのに、こりゃ。よしなさいってば。猫哲学がいきなり18禁になってしまうがな。
(ちなみに、これを訛って「へっ○」などといっては北海道的にもっといけない)。
「ほほ」
これは男が使うとオカマ的になるのでご用心。
(ちなみにさらにちなみに、これに濁点をつけると九州地方的には激しくいけない)。
こらあっ!! 何を書いておるのだ正月早々。猫哲学は上品さで定評があるのだ。下ネタは厳禁であるぞよ。
(超自我様からのお叱りでございました)。
何の話だったっけ。そうそう、は行と感嘆詞の話なのだった。どこから脱線したんだろ。あ、そうか。広辞苑がいかんのだ。バカ。
上品な話に戻そう。は行の音を組み合わせると、もっと面白い感嘆詞が簡単にできてしまうのだ。カンタン夢の枕。
(今日は、このおっちゃん、へんニャ =byバカ猫)
例を示そう。
「ふへ」
意味:おやまあ、あららそうだったのか。知らんかったけどアホらしいね。というニュアンスがよく伝わります。
「はひ」
意味:食べようとしたお餅が熱かったので、おっとしまった。失敗失敗。という情景が目に浮かびます。
「はほ」
意味:なんじゃこりゃ、笑わせてくれるじゃないかこいつ、もう。というおちゃめな感じがよく表現されています。
「へひ」
意味:おっとしまった、こりゃごめんなさい。どうも失敬失敬。という感情がよく表現されています。
「ふは」
意味:ありゃまあ、そんなことになっていたのか。まあどうでもいいけど。という感情がよく表現されています。
等々、は行の音というのは、組み合わせていくらでも感嘆詞が開発できてしまうのだ。読者のみなさんも挑戦してみよう。いいのができたらメールで送ってね。優秀作品には抽選で猫哲学オリジナル携帯ストラップをさしあげたりはしません。
それにしてもは行。ああ、なんて素晴らしい。感嘆詞の覇業というべし。ここらへんが日本語の奥深いところであるのだ。なんて書いても、ちっとも賞賛になっていないのがさすがに猫哲学だわ。
ところでわが家のバカ猫は、ときどき声を出さないで口だけ開けてサインを送ることがある。ごく狭い方面では「音なしのにゃお」と呼ばれる行動だが、私はどうしてもその顔が「にゃお」に見えなくて、あるとき「ほへ」を当ててみたのである。
あはははは、これは笑えるよ、みなさん。いつか猫が口を開けるのを見かけたら、「ほへ」の吹き出しを当ててやるといい。あるいは猫の写真に「ほへ」と書いてみるとか。何だか妙におかしいのだ。本当だってば。
まあ余談はさておき。
実は、驚愕すべき事実がある。以下、述べていこう。
先に述べたような、は行の組み合わせによる感嘆詞の無限ともいえるバリエーションの中で、「ほへ」だけは別格なのだ。ウルトラスペシャルにスーパーゴージャスでビッグエリートな感嘆詞なのである。普遍的にして必然的にして一般的で深淵で、発行部数的にも広辞苑よりずっと偉いのである。まさに神の言葉なのだ。何のことかは、もうすぐわかりますから。
読者であるあなたが、猫哲学を読み出して初めて「ほへ」に出会ったのだとしても、それ以前からあなたは「ほへ」を所有していたのだ。ただ気付かなかっただけなのである。これを自然言語における普遍性の命題という。いっているのは私だけだが。
私は、猫哲学者としてこの言葉を開発したのではない。秘められていた普遍性を単に掘り出しただけなのである。恐ろしいことに、世界はいつのまにからか「ほへ」に浸透されていたのだ。私はこれを「ほへの呪い」と呼んでいる。
そう、まさに「ほへ」こそオカルティズム、神秘哲学の神髄といえよう。神賀詞にも「夜はほへなすかがやく神あり」とある。この言葉を発掘し得たということだけで、猫哲学者の名は永遠に教科書に載るであろう。
さあ、そろそろ種明かしをしようね。
あなたが知らないうちに呪縛されてしまった「ほへの呪い」は、あなたのパソコンにもすでにインストールされている。本当だよ。猫哲学者はビル・ゲイツ並の悪魔性をもって、あなたのパソコンに侵入していたのだ。さあて、あなたのパソコンのキーボードがJIS配列なのであれば、キーボードの右隅、奥から二列目のキートップにあるひらがなを読んでみなされ。
ほらね。あなたのパソコンは、あなたの知らないうちに「ほへ」に支配されていたである。びっくりたでしょ。
ぬふ。
パソコンを持っていない人には通じないシャレをやってしまった。
ちと、好かんな、韮。(意味不明のまま終了)
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謹賀新年。みなさま、あけましておめでとうございまーす。
え? あたくしですか? ほら、いつもこのコーナーでセクハラされている超美女でございますってば。
さっきから自称・猫哲学者が笑い転げていて仕事にならないのよね。でもせっかくだし、これも何かのご縁、年始のごあいさつでもと思いまして、ちょっとでてきてみました。みなさま、今年もどうかよろしくお願い申しあげますね。
それにしても、何がいったいそんなにおかしいんだかこのオトコ。ちょっと見せてごらん。え~っと、…。何だ、こんなことがどうしておかしいの? この程度のこと、あたしにだってかんたんに出来るわよ。
うえ。
「たた、頼むから、これ以上笑わせんといてくれ」
おや。
をわ。
「し、死ぬ…、ひー」
ばっかみたい。…んとにまったく、オトコってへんな動物ねー。あらら、これなんかちょっとエッチじゃん。
「お、お願いだから、そ、それだけはや…」
めろ。
[上の文章は、約4年前に書いたものです。]
[original from 【猫哲学HP】 http://nekotetu.com]
[mail to:nekotetu@mbr.nifty.com]
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